最近の注目情報2014年6月)

 

 

1.「九州府構想」の実現に向け活動 九州市長会長再任、釘宮氏が意向表明

2014年5月28日 西日本新聞)

 九州市長会会長に今月再任された大分市の釘宮磐市長は27日、「今の安倍政権の中では地方分権の議論が盛り上がっていない。(九州市長会が)議論の火付け役にならないといけない」と述べ、同市長会が昨年まとめた道州制導入に伴う「九州府構想」の実現に向けて活動する意向を示した。同日の定例記者会見で語った。

 

 

2.道州制法案の提出先送り 自民推進本部

2014年6月12日 日本経済新聞)

 自民党道州制推進本部の今村雅弘本部長は12日、道州制導入までの手続きを定めた基本法案の今国会提出を断念し、秋の臨時国会以降に先送りすることを決めた。今村氏は同日、首相官邸で菅義偉官房長官に提出断念の意向を伝え、記者団に「今国会は日程的に厳しい。臨時国会で提出を目指す」と語った。

 

 

3.道州制、戦略練り直し 推進運動は長期戦の様相

2014年6月16日 河北新報)

 村井嘉浩宮城県知事が旗振り役となり、道州制実現を強力に国へ働き掛けてきた推進知事・指定都市市長連合が戦略の練り直しを迫られている。自民党は12日、今国会への基本法案提出を断念し、村井氏と共に共同代表として連合を率いてきた橋下徹大阪市長もかつての求心力を欠く。推進運動は長期戦の構えを強いられている。

 

<いら立ち隠さず>

 「これだけ内閣支持率が高いのだから、やろうと思えばできるはずだ。できない理由などない」

 村井知事は9日の定例記者会見で、道州制実現を政権公約に掲げておきながら、法案提出に踏み切らない自民党へのいら立ちを隠さなかった。