最近の注目情報(2013年10月)
1.維新の会 地域政党の原点思い出せ
(2013年10月3日 西日本新聞・社説)
大阪維新の会が看板政策として掲げる大阪都構想の是非を最大の争点とした堺市長選で、維新の新人候補が現職に敗れた。維新にとっては手痛い敗北である。橋下徹代表の求心力が低下するのは避けられまい。都構想が仕切り直しを迫られるとともに、国政でも維新を含む野党再編の動きに影響を与えるだろう。
この際、維新は「地方から国を変える」とした地域政党の原点に立ち返るべきではないか。既得権益にも切り込み、住民本位の分権改革などに力を尽くせば、国政での発言力も増すだろう。野党の共闘や再編をめぐる論議でも主導的な役割を果たす展望が開けるかもしれない。
2.道州制「具体的回答なし」 井戸知事が自民を批判
(2013年10月7日 神戸新聞)
道州制基本法案に対する全国知事会の意見に対し、自民党道州制推進本部がこのほど出した回答について、兵庫県の井戸敏三知事は7日、「制度の根幹に関わる部分に具体的な回答が見られず、依然国民会議に丸投げになっている」と話した。
また回答で「基本法案は道州制の導入を前提としない」とされたことにも、「そうであるなら、道州制基本法ではなく、道州制を検討する国民会議設置法とし、まずは党内で道州制の要否をしっかり議論するべき」と反論した。