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1.明治維新から150年、「都道府県」がそろそろ終わる? 人口減少時代の未来地図

20191213日 ダ・ヴィンチニュース

私たちが小学校で学びすっかり慣れ親しんできた「47都道府県」という日本の枠組みが、この先劇的に変わるかもしれない。『この国のたたみ方』(佐々木信夫/新潮社)には、読み手にとってそう思わせるだけの説得力ある知見と情報がつまっている。

 

極端な状況差を是正するカギが、「道州制の導入」にあると著者は述べる。本書には、「北海道、東北、北陸、北関東、東京都市州、南関東、東海、大阪都市州、関西、中国、四国、九州、沖縄」というブロックの図示と、各道州の特徴も記載されている。たとえば、北海道については、地政学的な有利さと景観・風土の良さをいかして、新千歳空港をハブ空港化して観光を推進し、さらにロシアのサハリンまでを経済圏に含めることが唱えられている。