最近の注目情報(2017年1月)
1.安倍政権4年実績評価について
(2016年12月31日 言論NPO代表 工藤泰志ブログ)
2.7点という点数は歴代政権の評価と比べても高得点だと判断できます。その要因として、第二次安倍政権が長期安定政権になり、首相自身が成果を意識して課題に取り組んでいることが挙げられます。
安倍政権のこの一年は、新三本の矢に見られるように、同一労働同一賃金による正規と非正規の格差是正、介護離職ゼロなど、まさに今、日本が直面している課題への取り組みを強めています。これらの課題認識自体は適切であり、個別では進捗も見られます。しかし、日本の将来ビジョンを描いた上での抜本的な構造改革に、踏み込む形にはなっていません。
真の行政改革や道州制、地方分権など統治構造に関わるものは実質的に取り組んでいません。日本に迫る課題が切迫しており、余裕がないというのであるならば、その修正や今後の立て直しを国民に説明すべきだと考えます。
2.関西広域連合、挫折の6年 政権や省庁に翻弄され
(2017年1月5日 神戸新聞)
関西広域連合の6年間の歩みは、時の政権や官僚組織などに翻弄(ほんろう)される挫折の繰り返しだったといえる。存在意義である地方分権改革の停滞で、広域連合の存在感も低下している。
東京一極集中の是正に対する政権の本気度に疑問符も付く中、広域連合に打つ手はあるのか。困難な道のりが続く。
3.おんな城主直虎で注目、浜松の“県民性”は静岡よりなの? 愛知よりなの?
(2017年1月17日 THE PAGE)
浜松市は、自主独立の気概が強く、静岡県内でも、独自の文化や気風を築いてきた。江戸時代の浜松藩は幕閣のエリートを多数輩出し、1871年(明治4年)から1876年(同9年)までは、浜松県も存在した。距離的に県庁所在地の静岡市と隣県の大都市・名古屋市のほぼ中間にあり、愛知県東部との結びつきも強い。そんな歴史的、地理的背景があるためか、浜松の“県民性”は「静岡よりなのか愛知よりなのか?」といった議論もちらほら。