最近の注目情報200810月)

 

1.23区を「東京市」に、東京商工会議所が道州制で提言

2008911日 読売新聞)

 東京商工会議所は11日発表した道州制に関する提言で、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県が一つの州を構成し、東京23区を「東京市」に衣替えして行政権限を強化する必要があると提唱した。

 

2.「関西州」の早期実現わずか3人 橋下知事構想、県・政令市調査

2008920日 京都新聞)

 大阪府の橋下徹知事が主張する「関西州」構想について、橋下知事を除く近畿2府4県の知事、政令市長計9人のうち「早期に実現するべきだ」と考えているのは京都、大阪、堺の3市長にとどまっていることが20日、共同通信のアンケートで分かった。

 このほかの知事、市長には慎重・反対論が目立ち、橋下知事との温度差が浮き彫りになった。「関西州」実現には、周辺首長の理解を得ることが課題となりそうだ。

 

3.道州制導入に「断固反対」 全国町村会

2008926日 MSN産経ニュース)

 全国町村会(会長・山本文男福岡県添田町長)は26日までに、市町村合併を進めた結果、町村の機能が低下したとして、これ以上の合併推進につながる道州制の導入に「断固反対である」と明記した要望書を自民党に提出した。

 全国知事会や全国市長会などの地方6団体のうち、道州制導入に明確な反対の意思表示をしたのは全国町村会が初めて。

 

4.麻生首相:所信表明 「道州制へ一歩前進」 九州経済界に歓迎の声

2008930日 毎日新聞西部)

 麻生太郎首相が29日の所信表明演説で「道州制」の実現に意欲を見せた。九州では現在、官民一体で道州制の独自案を議論しており、10月末に最終報告がまとまる予定。そうした中、歴代首相よりも踏み込んだ麻生首相の決意表明には九州の経済界から「実現に向けて一歩前進した」と歓迎の声が聞かれた。

 道州制については、安倍晋三元首相、福田康夫前首相も所信表明演説で言及した。ただ、安倍氏は「『道州制ビジョン』策定などのグランドデザインを描く」、福田氏は「道州制実現に向け検討を加速する」といずれも構想・検討段階だった。これに対し、麻生首相は地方活性化のために「地方分権を進める」と前置きした上で、「最終的には地域主権型道州制を目指す」と明言した。